
ぼんやりとしかわかっていなかった喪中ハガキのマナー。
実はそもそもどんなものなのかも僕はわかってませんでした。汗
なんとなく、不幸があった時に出すもの…みたいに思っていたので、スキルアップのために喪中ハガキについて徹底的に調べてみました!
僕みたくわかっていない方、ぜひチェックして見てくださいね!
喪中はがきと年賀状の関係って?そもそも何?
喪中はがきとは、年賀欠礼、つまり「年賀状を出しません」ということを知らせるためのあいさつ状です。
新年を迎えるというのは、「あけましておめでとうございます」などと言うとおり、たいへんめでたいことですよね。
しかし、身内に不幸があった場合の喪中の期間には、そういったおめでたいこと(慶事)を避けるのが一般的です。喪中はがきには、そのようなことをみなさんに事前にお知らせするという役割があります。
喪中はがきは、年賀欠礼のみを伝えるというのが基本的なマナーとされており、送り主の近況など余計なことを書いてはいけません。
一般的には、「喪中につき、新年のご挨拶を失礼させていただきます」というあいさつ文、誰がいつ何歳で亡くなったのかという報告、故人が生前にお世話になったお礼やあいさつ、の3つを書くものとされています。
また、当たり前ですが、華美なデザインとするのは避けましょう
なんで年賀状じゃなくて喪中ハガキを出さなきゃいけないの?
前述したとおり、喪中とは、身内に不幸があったのでおめでたいことを避ける期間のことを言います。
年賀状は、新年を迎えた際に新年を祝う言葉とともに送られるあいさつ状ですから、喪に服している人が年賀状を出すのはあまりよいことではありません
また、同様にして年賀状を受け取るのもあまりよくないこととされています。
喪中はがきは、こんどの新年に限って年賀状のやりとりをしませんよ、ということをお知らせするためのものですから、喪中の人は年賀状ではなく喪中はがきを出さなければいけないのです。
喪中はがきを受け取った相手は、喪に服している人に年賀状を出すのを控えるのが一般的です。
喪中はがきはそういった旨のあいさつ状ですから、喪中はがきを送る相手が年賀状を準備する前に届くようにしないと意味がありません。
ですから、喪中はがきは10月から12月上旬までに届くようにするのがよいと思います。
どの関係の人に不幸があったら喪中ハガキは出すべき?
一般的に、喪中の範囲は二等親以内とされていますから。これにあてはまる人に不幸があったら、喪中はがきを出すべきなんだろうと思います。
一等親とは、故人の父母と子ども、故人の配偶者の父母と子どもがあてはまります。
故人に極めて近い親戚関係となりますから、一等親の場合は無条件に喪に服したほうがよいでしょう。
二等親とは、故人の祖父母と孫、兄弟、故人の配偶者の祖父母と孫、兄弟があてはまります。
ここで難しいのが、配偶者の祖父母や孫、兄弟に不幸があった場合です。例えば、自分の祖父母は近い親戚と言えるでしょうが、配偶者の祖父母となるとそうも言えなくなってきます。
そのため、同じ二等親以内に不幸あった場合でも、同居の有無や親密度の程度によって喪中とするかのどうかの判断は分かれるようです。
しかし、喪中の本来の意味は「おめでたいことを避ける」ということ。喪に服するかどうかは自分がどう思うか、が大切になります。
中には、自分のペットを亡くして喪中はがきを出す人もいるそうです。
ですから、自分が喪中だと思えば喪中はがきを出せばいいし、そうれなければいつもどおり年賀状のやりとりをすればよいのです。
年賀状が送られてきたときにはどうしたらいい?
喪中はがきを送りそびれてしまった、年賀状と行き違いになってしまったなどにより、年賀欠礼のあいさつがうまく伝わらないことは十分に考えられます。喪中にもかかわらず年賀状が送られてきてしまうことがあります。そのときにはどうしたらよいのでしょうか。
答えは簡単です。「寒中見舞い」という形で返事を出しましょう。
「寒中お見舞申し上げます。」という書き出しに続き、年賀状に対するお礼や年賀状を出さなかったことに対するお詫び、喪中であることのお知らせ、簡単なあいさつなどを書いて返事をすれば、年賀状を受け取った自分も送った相手も気持ちいい気分になれると思います。
また、寒中見舞いは喪中の人に対して送る年賀状の代わりとしても活躍します。
年賀状にて近況のやりとりをしている人も多いことかと思いますが、相手が喪中だからといって年賀状を出さないというのはそれはそれで何となく寂しいもの。喪中はがきの返事として、寒中見舞いを送るのもよいかもしれません。